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中村ふみさんの『裏閻魔』読みました

評価:
中村 ふみ
エイ出版社
(2011-03-04)

JUGEMテーマ:読書

宝生閻魔。
オドロオドロシイ名だが、
本名は、一ノ瀬周、
という爽やかな名にして齢二十歳。


刺青師と帯にはあるが
多分そう呼んだら怒られますね。
「彫り師」と言わないとね(笑)


自ら望んだ道ではないが、不老不死の運命の中で、必死にもがていく姿が良いです。

皆が年を取っていくのに、二十歳のままの姿なんて、単純には羨ましいばかりですが、最愛の奈津が、妹から姉、姉から果ては祖母と名乗らざるを得ない状況ってなんとも苦しすぎます。

彫り師と言っても、絵を描くことが基礎。

多少の絵を描く私には、
共感めいた感情も芽生え、話は違いますが、
有島武郎の「生まれ出づる悩み」さえも思い出しました。


うちでは、今年飼い犬の黒犬を亡くしたので、
これまた不老不死であったはずの黒猫のクロが、具合が悪くなった辺りから涙ぽろんでした。


高山を不老不死の仲間にしたく、鬼込めしてしまう人間ぽさが好きでしたが、

原爆の業火に焼かれても死ねない身体は只今恐ろしいばかりで、

それでも、そのお陰で閻魔と死ぬ前に再会出来たことを佳しとするべきなのか。


宝生夜叉との義兄弟対決は圧巻。


血の繋がらない奈津との関係をどうするのか、
どうなるのか、
が、その中でも大きなテーマであったかな、と思われますが、


既に、死場所を求める境地に至っている七十代の奈津に、閻魔は何かして上げることは出来るのか?

其処だけは遅すぎじゃないのか?!
と、正直思いましたよ。


女の側からしたら、
若いうちに成就させてあげたかった。

と言っても、成就したかどうかさえも解りませんが。


歳をとらないことが罪なのか?
歳をとることが罪なのか?
今の私には
歳をとることの方が罪(笑)内面は歳をとって楽になりましたが……

歳を取らない身体が欲しいのも事実ですね。

本屋大賞「謎解きはディナーのあとで」


JUGEMテーマ:オススメの本


てんで、遅くなりましたが
ねぇ〜、この話題

なにが言いたいかっていうと

いままで「本屋大賞」とった本を読んだことはありましたが

自分の読んだ本が「本屋大賞」とるってのは
読者としてもなかなか嬉しいもんですね。

っていうこと。

オススメは

お嬢様刑事と影山のセリフのやりとりです。
思わず「ぷッ」と吹いたりしちゃいますんで。

電車の中とかで読む人は気をつけてちゅん

つくもがみ貸します

評価:
畠中 恵
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2010-06-23)
Amazonおすすめ度:

好きな畠中恵さんの著作読みました。

妖怪が良く出てくる設定が多いのですが、今回の舞台は骨董屋
モノに宿るつくも神に限ってのお話。

お江戸は昔火事が多かったのは有名ですが
だからこそ、身の回りのものが用意できるまで
一時的に借りることも多かったとか。
今でいうところのレンタル業務の骨董屋さんです。

つくも神が貸し出されていき、情報を仕入れて戻ってきます。
こんな設定もすごいな、と感心ひとしきりでしたが、

この骨董屋を切り盛りする姉弟のお紅と清次の関係にも注目です。

最初ページをめくったときとは思いもかけぬ方向へ展開します。

オムニバス形式かと思いきや、繋がっており
推理サスペンス風で謎解きで進んで行きますが
最後の最後は人間ドラマかな。
でも、清清しい方ね。





JUGEMテーマ:オススメの本
 

天地明察 読みました

評価:
冲方 丁
角川書店(角川グループパブリッシング)
(2009-12-01)
Amazonランキング: 20位
Amazonおすすめ度:

JUGEMテーマ:オススメの本

日頃、マンガばかり読んでいる私が2日とちょっとで読破した本です。
新刊なんて大体買いませんから、自分の中のちょっとしたギネス記録みたいなもんです。

本屋大賞を取ってTVでもだいぶ騒がれていたことで知りました。 

男の生きる道を決める云々の紹介のされ方で
読んで見たくなったのがきっかけです。

「天地明察」という題名も収まりがよく
響きにも惹かれるし、意味も知りたくなるじゃありませんか。

冒頭から少し読み進んだところで「明察」という言葉はすぐに登場します。

なんと昔は絵馬に算術の問題を書き記し、
後に見た人がそこに解を書いていったのですね。
これは、今で言うネットの掲示板と思いました。

その解が正しければ、「明察」というわけです。
そういえば「ご明察!」なんて使っていましたよね。
「正解」ではなくて「明察」って
なんていい言葉でしょう!

誤りであった場合は「誤謬(ごびゅう)」

少々自分の仕事にも共通する部分を感じ、
「明察」であったと思われる仕事ができるのは
ごくごく僅かで・・・
お客様ありき、が仕事ですから
「明察」だけがまかり通るわけでもないのが事実。

それでも、「天地」とまで行かなくとも
できれば
「明察」と思える仕事を多くしたいという
思いを強くしました


関孝和は歴史の教科書に出てた人だと思いましたが、
失礼ながら主人公の安井算哲(渋川春海)は実在の人物とは
まったく存じ上げませんでした。

この話はもしかしたらドラマになるのでは?という可能性を感じますが
私はアニメでも行けそうな気がしてしまいました。
関孝和に叱責を受ける場面では
そのあまりの歯切れの良さに、
とっさに関さんの配役は檜山修之さんと思い浮かべてました。

また妄想ですかにゃ。


とにかく面白い本だったので、読んでみて下さい。
私の本は既に友達に「おススメ☆」と言って
貸し出し中です。

ひきこもれ―ひとりの時間をもつということ

JUGEMテーマ:オススメの本



 初めて吉本隆明さんの本を読みました。この本が出た時は題名のつけ方が嫌だなと思ったけれど、文庫で優しい絵柄がついていて、サブタイトルに「ひとりの時間をもつということ」とあるのを見かけたら、今自分がひきこもりのせいか(笑)ついつい、手にとってしまいました。


口述筆記のせいか、とても読み易いです。


ひきこもりには二種類あるが、無理に外へ出そうとすることは勘違いではないのかと理由をつけて述べています。


今、この歳になったからなのか、自分の心理にぴたっとはまる、納得できることばかりが書いてありました。


ひきこもりのことだけではなく、学校というものに対する考え方「偽の厳粛さ」にも共感しました。自分は一生懸命それを演じ切った側でしたけれどもね。
そういうことも時に社会では必要だとも思いますが、著者の言いたいことというのは深淵にまで伝わってきます。


例えば、子供のいじめも、いじめる側もいじめられる側も心が傷ついていること。
他の国の思想も、父から戦時中のことを聞かされて育った私にはこれにも納得でした。。


それと老いについても少々触れられており、それについての先輩が欲しいと思っていた私には、すばらしい参考書ともなってしまいました。


それについてはこれからもっとも知りたく思うので、著者の「生涯現役」も読んでみようかなと思っております。


私って無知だなと今更思うのは
吉本隆明さんて吉本ばななさんのお父様ということも知らなかったこと。


彼女の作品もきちんとは読んだことがありません。


女性に対する考え方も昔の日本男児のようではないので、ばななさんが羨ましくもなりました。


今まで、何をやっても中途半端な私にとっては


頭のいい人と競り合う必要はない。10年持続することとあったことが鋭く痛く響きました。
これが私がどの世界でも身を立てられなかった理由だと思うし、最近知人からも「私には才はないけれども、続けていくと周りがそれを才能だと認めてくれるようになる」という言葉を聞いたばかりだったからかもしれません。

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しゃばけ

評価:
畠中 恵
新潮社
(2001-12)
Amazonおすすめ度:

評価:
畠中 恵
新潮社
(2004-03)
Amazonおすすめ度:

評価:
畠中 恵
新潮社
(2005-11-26)
Amazonおすすめ度:

JUGEMテーマ:オススメの本

 【娑婆気(しゃばけ)】 俗世間における、名誉・利得などのさまざまな欲望にとらわれる心




 最近、畠中恵さんの本にハマり出して、この前の「ゆめつげ」も畠中さんですが、「しゃばけ」に始まって確か5作品程出ている若だんなシリーズを読破したいのです。

上記二冊は軽い推理ものタッチで、このシリーズは妖(あやかし)なども出てきてツボ♪表紙も可愛いといったらよいのかな?好きなんですよ。

「しゃばけ」は文庫が出ているの知らずにハードカバー買ってしまいましたが、表紙絵がそれぞれ違うみたいで・・・、まったく困った売り方ですね(>_<)

第二弾「ぬしさまへ」は昨日、文庫で買いました。それ以降のはいつ文庫になるのでしょう?
そもそも文庫になるのはどのくらい期間が経ってからなのでしょう。待てるかな。

あ、京極さんの百物語も残り半分未読だった!5センチ位ありますから、仕方ないですか・笑。オムニバス形式だから平気で中断しちゃうんですね。という言い訳であります。

「不機嫌」と「甘え」の心理

<< 作成日時 : 2006/06/10 10:22 >>

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自分の感情を持て余すことはありませんか?
周りをみると、人との距離感を保って上手に生きている人も多いですから、こんな事は私くらいかな?

私は、妙にイライラしたり、家族に当たったりして、対人関係の悩みなのかと勘違いして苦しんでいた時期がありますが、どうも、そうではなかったようでして・・・。

自分の感情の処理の仕方に問題があったのかな、と。

上記の本は、人を、二つに分類してその心理状態を紹介しています。


「自己実現型」と「神経症型(精神的な病気という意味ではなく、単にそう名づけただけ)」
簡単に言い切ってしまうと、愛情をかけて育ててもらった生い立ちの人は「自己実現型」になり、その反対の人は「神経症型」になるというものです。

すごく危険な分類と指摘する人もいるかもしれませんね。
理想としては、「自己実現型」になることが望ましいのですが。

読んでみてとても良かったのは、人は幾つもの矛盾した、相反する感情を同時に持ち合わせている、という記載。喜怒哀楽だけでは説明のつかない、なんとも言えない自分の感情を肯定してもらったようで、少し気が楽になりました。

ところが、自分は幸せに育ててもらったハズなのに、日頃の言動を当てはめると自分は「神経症型」と分類せざるを得ないのです。

やはり、人間、或る時期からは、親ではなくて、自分で自分を育てるのかな、と思います。その自分の育て方が、どうも間違っていたとしか思えない事を認識しました。
これが出来ずに理論武装して、自分を正当化しようとしていたところに、己の過ちがありました。

今は、その頃に比べると、きちんと感情を整理して引き出しにしまうことができるようになり、とっても楽です。一体、何に苦しんでいたのか?苦しまなくても良いことで苦しんでいたのか?


その後も「7つの習慣」という本にも助けられましたが、この本も、私を大いに助けてくれました。この、本を読んでいなかったなら、多分「7つの習慣」の内容も自分に沁みて来ない心理状態だったと思います。その土台になってくれた一冊です。
JUGEMテーマ:オススメの本


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